2012年8月28日火曜日

ナナオ 液晶モニタ「CX240」

長年使ってきたDELLの2405FPWがくたびれてきました。
CCFLの劣化でしょうか,かなり黄ばんできてsRGBから大きく外れています。
そろそろ買い替えかな・・・ということで決断しました。
ナナオの「CX240-CNX」に!

このCX240,広色域パネルを使っているということで,
写真が趣味の私にとってはAdobeRGBが扱える念願のモニタです。

で,早速開封の儀。
箱はそれほど大きくありませんでした。


箱が凹んでいたので気になったのですが,中は無事でした。
左上の小さい袋はキャリブレーションセンサーです。


丁寧な梱包です。
ん?何か紙が貼り付けてあります。


間に合わなかったんでしょうかね。
これだけ後から貼った感じです。


同梱品はこんな感じ。
電源ケーブル,USBケーブル,DVI-Iケーブル,
嬉しいことにDisplayportケーブル。
あとはマニュアル類。


マニュアル類はこんな具合。
どれも簡易なもので,詳しいマニュアルはCDにpdfで入っています。
あ,ちなみにCDにはモニタそのもののドライバもカラープロファイルも
入っていません。


キャリブレーションセンサーです。
シリカゲルも入っています。
湿気大敵なので,カメラと一緒に防湿庫で管理します


センサーの型番はEX2。
でもどう見てもSpyder4のOEMです。


バランサーには「datacolor」のロゴ。
Spyder4ですね。


背面のコネクタ。
今回はサーバー機をDVIで,
メイン機をDisplayportでつなぎました。
一番右のケーブルはUSBのアップストリーム,
その右にマウスとキーボードのレシーバーを挿しています。


アームの前に見えるスリットにはファンが付いています。
LEDバックライトなので高温による劣化対策なのでしょうか。それとも色の安定化?
ただこれ,うちのはハズレを引いたようです。
劣化して軸が歪んだファンから出るような音が周期的に発生します。
録音してみました。


この機種にはコレクションセンサーなるものが付いています。
キャリブレーションセンサーで設定した目標を元にして
白色点と輝度を定期的に調整してくれます。
時間経過で自動的に行うこともできるし,手動で行うこともできます。


カタログにはノングレアと書いてあるのですが,
実際はハーフグレアに近く,ヌメっとした感じです。
映り込みはこんな感じ。
グレア派の私にとってはこれも選択の決め手になりました。


素子を撮影してみました。
PLSパネルのようです。


表面にピント。


キャリブレーション中です。
センサーには吸盤も何も付いていないので,
モニタを若干上に向けて,センサーとパネル面に隙間ができないようにします。


キャリブレーション中は,進行状況が右下に表示されます。
ちなみに目標値は100cd/m2の6500k,ガンマ2.2です。


三菱のRDT234WX-Sとデュアルモニタで運用。
動画はRDT234WX-Sに表示して,写真はCX240でいじります。


ただ,惜しむらくはベゼルの太さ。とにかくゴツイです。
迫力はあるのですが,最近の流行りではないような気がします。


キャリブレーション後のガマット。
AdobeRGBをほぼカバーしています。